キングスバーンズ ドゥーコット ローランドシングルモルトスコッチウイスキー 700ml スコットランド ウイスキー

【この商品について】

Kingsbarns Doocot（キングスバーンズ・ドゥーコット）は、Kingsbarns Distillery（キングスバーンズ・ディスティラリー）が誇るフラッグシップウイスキーです。「ドゥーコット」とは、スコットランド語で鳩小屋を意味し、蒸留所の敷地内に今も残る18世紀の石造りの鳩小屋から名付けられました。この歴史的建造物は、この土地の豊かな農業遺産の象徴であり、ボトルにもその姿が描かれています。

アルコール度数46％、ノンチルフィルター、ナチュラルカラーで瓶詰めされるこのウイスキーは、90％以上をバーボン樽、残りをSTR（Shaved, Toasted, Re-charred）加工を施した赤ワイン樽で熟成。この絶妙なブレンドが、バニラとハチミツの甘美な香りに、ほのかなスパイスと柑橘系のフレッシュさを加え、複雑でありながらバランスの取れた味わいを生み出しています。

口に含むと、クリーミーなバニラとトフィーの甘さが広がり、次第にジンジャーやシナモンのスパイスが顔を出します。フィニッシュは驚くほど長く、オレンジピールとダークチョコレートの余韻が心地よく続きます。食前酒としてストレートで楽しむのはもちろん、少量の水を加えることで、隠れていた花のような香りが開き、より一層の深みを楽しめます。洗練された現代的なローランドウイスキーの傑作として、初心者から愛好家まで幅広く愛されている一本です。

【生産者について】

スコットランド東海岸、ファイフ地方の美しい海岸線に佇むKingsbarns Distillery（キングスバーンズ・ディスティラリー）は、2014年に設立された比較的新しい蒸留所でありながら、スコットランドの伝統的なウイスキー造りの技術を忠実に継承しています。セント・アンドリュースから程近いこの地は、かつて大麦の一大産地として知られ、18世紀にはウイスキー造りが盛んに行われていた歴史ある土地です。

蒸留所の特徴は、地元産の大麦へのこだわりと、伝統的な製法への敬意です。ファイフ産の大麦を使用し、銅製のポットスチルでゆっくりと丁寧に蒸留。熟成にはポルトガル産のオーク樽やシェリー樽など、厳選された樽のみを使用しています。創業者のダグラス・クレメント氏は、ゴルフの聖地セント・アンドリュースに近いこの地で、訪れる人々に忘れがたい体験を提供したいという思いから、見学施設も充実させています。