【漢方解説】うつ病と漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

 

【うつ病】

 

 

こんにちは。店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

「うつ病」です。

 

 

うつ病は、時点での有病率が1~2%、生涯の有病率が10%前後にもなる、極めて頻度の高い疾患です。

欧米では、女性や若年者に多いとされていますが、日本では、中高年でも頻度の高い疾患となっております。

 

うつ病は、見逃される場合が多い疾患ともなっております。

そのため、身体的症状と、精神的症状が同時に現れている場合には、うつ病の可能性を常に考慮に入れておかなくてはいけません。

 

現在、うつ病の治療には、様々な治療法があり、急性期には多くの場合、薬物療法が用いられます。

その使用する医薬品も、色々なタイプが開発されています。

 

うつ病の症状によっては、強い自殺念慮や幻覚が見られる場合もあり、その場合は、早急かつ強力に症状を抑える必要があります。

漢方治療では不向きな場合もございますので、漢方治療よりも先に、医療機関での受診をおすすめすることがあります。

 

 

漢方の理論で、うつ病は、身体を巡っている「気(き)」が、スムーズに巡らないことによって引き起こされるというのが、基本的な考えとなっております。

 

この「気」とは、身体の機能を正常に働かせるために、全身を流れているエネルギーのようなものと、漢方では捉えられています。

「気」がスムーズに流れないと、身体の機能に不調が現れることになり、精神的な症状も現れることがあります。

そのため、漢方でのうつ病の治療は、「気」の巡りを良くすることが基本となります。

 

また、うつ病の中には、「気」の巡りが悪いだけではなく、「気」が十分に体内に存在しない場合や、体内の栄養物質も少なくなっていると判断することがあります。

この場合は、足りないものを補うことを基本とし、流れもスムーズにさせることを目標とします。

 

 

実際の治療では、漢方理論でのうつ病の原因を判断することに加えて、他に現れている症状や、お客さまの体質も考慮して、最も適した処方を選択致します。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「情緒的に落ち込みがちな方」「月経前に不安になる方」

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逍遥散

 

 

「ストレスでのどのつかえを感じる方」「ストレスで吐き気を感じる方」

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半夏厚朴湯

 

 

「普段から思い煩いやすい方」「不眠症状のある方」

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加味帰脾湯

 

 

「疲れを感じやすく、些細な事で興奮しやすい方」「不眠や動悸を感じる方」

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桂枝加竜骨牡蠣湯

 

 

TEL:0748-33-8602 FAX:0748-33-8603
営業時間:9時~20時 定休日なし
〒523-0061 滋賀県近江八幡市江頭町448-3 「ソムリエの薬剤師がやってるお店です。」

文:店主 安福直行

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