【漢方解説】ひざの痛みと漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は

 

【ひざの痛み】

 

 

こんにちは、ご覧下さりありがとうございます。店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

『ひざの痛み』です。

 

 

ひざの痛みが生じる疾患としては、急性のものでは捻挫や靭帯の損傷などがあり、慢性的なものでは変形性膝関節症、関節リウマチなどがあります。

漢方は急性疾患にも対応しておりますが、どちらかと言えば慢性的な疾患のほうを得意としています。

そのため、今回のひざの痛みの解説は、慢性的な痛みが生じている場合を中心に解説致します。

 

 

漢方理論での、ひざの痛みの原因の1つとして、ひざ部分における「気(き)」や「血(けつ)」の流れが滞ってしまうことにより、痛みが発生すると考えます。

 

漢方理論では、生命活動を維持するためのエネルギーや栄養物質が、身体全身を巡っていると考えています。

そのエネルギーを「気」、栄養物質を「血」と呼びます。

「気」や「血」の流れが滞ると、生命活動に必要なエネルギーや栄養物質が、その先の組織に十分に行き渡らないこととなり、その結果、痛みが発生すると考えます。

 

この痛みを発生させるような、「気」や「血」の滞りの要因として、「邪気」という存在があります。

この「邪気」は、外部から人体に対して障害を与えるような存在で、人体の正常な生命活動を阻害します。

 

「邪気」には、その性質の違いから、「風邪(ふうじゃ)」、「寒邪(かんじゃ)」、「湿邪(しつじゃ)」、「熱邪(ねつじゃ)」があります。

この「邪気」の違いにより、痛みのタイプも異なるものとなり、処方する漢方薬も、痛みのタイプに合わせて選択することになります。

 

 

また、ひざの痛みが発生するもう1つの原因として、「気」や「血」の根本的な不足というものがあります。

これは主に、加齢によって引き起こされる痛みのタイプとなります。

 

加齢によって、十分な「気」や「血」が生み出されないため、十分なエネルギーや栄養物質が行き渡らず、痛みの原因となります。

 

また、根本的に「気」や「血」が不足すると、邪気に対する抵抗力も衰えるため、様々な邪気による障害も受けやすくなります。

そのため、多くの要因が複合して、様々なタイプの痛みが同時に発生することがよくあります。

 

 

実際の治療では、これらの漢方理論におけるひざの痛みの原因を判断することに加えて、痛み以外にも感じている症状や、体質なども考慮して、最も適した処方を選択することとなります。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「足の筋肉が弱り、歩くのがつらい方」「お風呂に入ると、痛みが和らぐ方」

独活寄生丸

 

 

「関節に腫れや熱感のある方」「お風呂に入ると、痛みが強くなる方」

越婢加朮湯

 

 

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文:店主 安福直行

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