【漢方解説】排尿痛と漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

 

【排尿痛】

 

 

こんにちは。

店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

『排尿痛』です。

 

 

排尿痛とは、排尿の際に痛みを伴う状態のことを言います。

その痛みの原因として多くある疾患に、「『細菌感染』による膀胱炎」があります。

 

膀胱炎に限らず、細菌による感染症の治療は、抗菌薬(抗生物質)の使用が基本となります。

漢方薬は、細菌感染に対する治療としては、切れ味に欠ける部分があります。

 

排尿痛の中でも、急激に引き起こされた排尿痛は、細菌感染によるものが多いため、漢方治療よりもまずは医療機関の受診をおすすめすることがあります。

 

漢方での治療をおすすめする排尿痛の症状は、細菌感染等による明確な原因がないにもかかわらず排尿の際に痛む場合です。

他には、膀胱炎の再発を予防するため、細菌感染に対する抵抗力を上げたい場合などがあります。

 

 

漢方理論での排尿痛の原因は、体内を巡っているエネルギーや栄養物質が、何らかの要因によって、膀胱付近で滞りが生じた結果だと考えます。

漢方の考えで、人体の生命活動を維持するために、体内を巡っているエネルギーを「気(き)」、栄養物質を「血(けつ)」と呼びます。

 

この「気」や「血」は、身体を温める作用を持つため、体内において部分的に滞ってしまうと、その温める作用が過剰に働き、炎症が起きると考えられています。

 

「気」や「血」を滞らせてしまう主な要因としては冷えがあります。

他にも、ストレスや、排尿の我慢などが「気」「血」の滞りの要因となる場合もあります。

 

 

実際の治療では、排尿痛を引き起こしている原因に加えて、お客さまの体質や、排尿痛以外に現れている症状なども考慮し、最も適した処方を選択することとなります。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「尿が出にくい方」「排尿時に痛みのある方」

IMG_1978

猪苓湯

 

 

「排尿時に痛みのある方」「下腹部に熱感の強い方」

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竜胆瀉肝湯

 

 

TEL:0748-33-8602 FAX:0748-33-8603
営業時間:9時~20時 定休日:なし
〒523-0061 滋賀県近江八幡市江頭町448-3 「ソムリエの薬剤師がやってるお店です。」

文:店主 安福直行

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