【漢方解説】疲れと漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は・・・

 

【疲れ】

 

 

こんにちは。店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

『疲れ』です。

 

 

日々生活をしている上で、疲れを自覚することはよくあることです。

 

スポーツなどで激しい運動をすれば、その後に肉体的な疲れが残ることは、経験があるかと思います。

または、心理的に強いプレッシャーがかかることによって、精神的な疲れを感じることもあるでしょう。

 

他にも、疲れの中には、直接的な原因がはっきりとせず、なんとなく疲れている場合もあります。

 

そういった意味で、疲れは、その原因がわかりやすいものと、わかりにくいものがあります。

 

激しい運動や病気によるものなど、疲れの原因がわかる場合は、その原因を取り除くための対処を取ることになります。

激しい運動が原因ならば、休息や栄養補給が必要ですし、病気が原因ならば、医学的な治療が必要な場合もあります。

 

漢方治療が得意としている疲れのタイプは、わかりやすい原因があるわけではなく、なんとなく疲れているといったようなタイプです。

(ただし、疲労感には何らかの病気に伴って引き起こされている場合がありますので、症状によっては医療機関での受診をおすすめ致します。)

 

 

漢方理論での疲れの原因は、身体を巡るエネルギーを意味する「気(き)」や、栄養物質を意味する「血(けつ)」の不足と考えることが多いです。

身体の機能を正常に働かせるためには、これら「気」や「血」が十分に存在し、身体の中をスムーズに巡っていなければならないと考えられています。

漢方治療では、不足した「気」や「血」を補うことによって、疲れを治療することになります。

 

「気」や「血」が不足してしまう要因には様々なものがあります。

その要因として、病気や過労、乱れた食生活などがあり、生まれつきの体質や精神的ストレスが関係している場合もあります。

 

 

実際の治療では、漢方理論での疲れの発生要因を判断することに加えて、疲れ以外に自覚する様々な症状も含め総合的に判断し、最も適した処方を選択することとなります。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「過労ぎみで胃腸が弱く、食欲が無い方」

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療方健脾(六君子湯)

 

 

「過労ぎみで胃腸が弱く、手足の冷えが強い方」

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扶陽理中(附子理中湯)

 

 

「いつも疲れやすく、胃腸の調子が悪い方」

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療方昇陽(補中益気湯)

 

 

「顔色が良くなく、貧血ぎみの方」

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人参養栄湯

 

 

「精神的な疲れが強く、ゆううつ感のある方」

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逍遥散

 

 

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営業時間:9時~20時
〒523-0061 滋賀県近江八幡市江頭町448-3 「ソムリエの薬剤師がやってるお店です。」

文:店主 安福直行

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