【漢方解説】動悸と漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は・・・

 

【動悸】

 

 

こんにちは。店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

『動悸』です。

 

 

動悸とは、心臓の拍動、いわゆるドキドキが自覚する程に強くなる症状です。

その動悸の発生の要因には様々なものが考えられます。

 

 

よくある要因の一つは、激しい運動です。

この場合の動悸は、不足した酸素を取り込むため、息切れを伴います。

これは激しい運動をすれば必ず起きる性質のものですので、一過性のものなら問題ありません。

 

しかし、階段の昇り降りなどの軽い運動にもかかわらず、激しい動悸が繰り返し現れるようでしたら対処が必要になります。

もしこの時に、胸の強い痛みを伴うような場合は、「狭心症」や「心筋梗塞」といった心臓疾患の可能性がございます。

このような場合は、漢方治療よりも、まず西洋・現代医学的な診断・治療をおすすめ致します。

 

重篤な心臓疾患ではないにもかかわらず、軽い運動で動悸が起こりやすい場合に、漢方治療を用いることが多いです。

 

 

もう一つのよくある動悸の要因としては、びっくりしたり、怖がったりした時に起こるものです。

これも一過性なら大丈夫ですが、些細なことで頻発したり、強い不安感を伴うようならば、対処することをおすすめ致します。

 

 

漢方理論で動悸の原因は、「気(き)」や「血(けつ)」が不足したり、流れが悪くなることによって引き起こされると考えることが多いです。

 

漢方の考えで、身体を巡っているエネルギーを意味するものに「気」、栄養物質を意味するものに「血」というものがあります。

この「気」や「血」が正常に作られ、全身に行き渡ることによって、生命活動を維持していると考えられています。

そのため、「気」や「血」の量が不足したり、流れが悪くなると、身体の不調が現れることになると考えます。

 

動悸の原因となるような「気」や「血」の不足、また、流れが悪くなってしまう要因としては、加齢やストレスなどが大きなものとして考えられます。

 

 

実際の治療では、どのような時に動悸が起こるのか、動悸の原因は何であるかを判断する以外にも、お客さまの体質や動悸以外に現れている症状なども考慮して、最も適した処方を選択することとなります。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「ストレスに弱い方」「息切れのする方」

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虔脩感應丸

 

 

「不安感や不眠のある方」「高血圧を伴う方」

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柴胡加竜骨牡蠣湯

 

 

「疲労や冷えで動悸が起こる方」「めまいのある方」

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苓桂朮甘湯

 

 

「驚きやすい方」「手足のほてりがある方」

天王補心丸

 

 

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文:店主 安福直行

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