【漢方解説】メンタル症状と漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

 

【メンタル症状】

 

 

こんにちは、ご覧下さりありがとうございます。

店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

『メンタル症状』です。

 

ここ最近、漢方理論でメンタル症状(精神疾患)を治療することは、医療機関でも見直されるようになりました。

漢方を専門としない医師の中にも、西洋・現代医学的な診断・治療に加えて、漢方薬を用いることが増えております。

 

その理由として、様々なメンタル症状の特徴の1つに、「病状が発生する明確な原因が特定できない場合がある」ということがあります。

ヒトの脳内の研究などは盛んになされておりますが、まだまだメンタル症状との関係がわからない部分も多く存在しております。

 

漢方治療の特徴として、ある特定の原因・異常を発見するのではなく、「全身の総合的な状態から治療方針を決定する」というものがあります。

この考え方が、原因の明確でないメンタル症状の治療に役立っていると考えられます。

 

 

さて、漢方理論でメンタル症状を診断するときに用いる考え方として、「陰(いん)」と「陽(よう)」というものがあります。

この「陰」と「陽」は、人体の生命活動を支える物質面や機能面など、全てのものに当てはめられます。

 

一般的に「陰」の働きは、身体を抑制的にしたり、冷やしたりする方向に向かわせます。

身体が活発になり過ぎるのを防ぐ、自動車で言う「ブレーキ」のようなイメージです。

 

「陽」は逆に、身体を活動的にしたり、温めたりする方向に向かわせるものです。

こちらは自動車で言う「アクセル」のようなものです。

 

この「ブレーキ」と「アクセル」のバランスがくずれてしまうと、うまく身体が働かず、精神的・肉体的な不調が現れると考えます。

 

一般的には、身体が「陰」に傾くと、メンタル症状として落ち込む傾向があり、「陽」に傾くと、興奮する症状が出る傾向があります。

 

しかし、個々のお客さまによって、「陰」に傾いた時に現れる症状、または「陽」に傾いた時に現れる症状は千差万別です。

 

そのため実際の治療では、漢方理論でのメンタル症状の原因を判断することの他にも、お客さまの体質や、メンタル症状以外に現れている症状からも総合的に判断して、最も適した処方を選択することとなります。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「くよくよしがちの方」「貧血ぎみの方」

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加味帰脾湯

 

 

「驚きやすい方」「動悸が起こりやすい方」

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柴胡加竜骨牡蠣湯

 

 

「イライラしやすい方」「興奮しやすい方」

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抑肝散加陳皮半夏

 

 

「ゆううつ感のある方」「のどにつかえがある方」

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半夏厚朴湯

 

 

「疲れやすい方」「生理が不順がちの方」

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逍遥散

 

 

「寝付きの悪い方」「胃がムカムカする方」

加味温胆湯

 

 

TEL:0748-33-8602 FAX:0748-33-8603
営業時間:9時~20時
〒523-0061 滋賀県近江八幡市江頭町448-3 「ソムリエの薬剤師がやってるお店です。」

文:店主 安福直行

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