【漢方解説】頻尿と漢方

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

 

【頻尿】

 

 

こんにちは、ご覧下さりありがとうございます。

店主の安福です。

 

本日の漢方的な考え方で解説する症状は、

『頻尿』です。

 

 

頻尿とは、排尿回数が多いため、生活する上で不快に感じている状態のことをいいます。

 

頻尿には急性のものと、慢性のものがあります。

特に急性の頻尿には感染性の膀胱炎などが考えられますが、こちらの治療には抗生物質が必要な場合がございます。

そのため、漢方での頻尿の治療は、感染症ではないことがわかった際に用いられることをおすすめ致します。

 

 

漢方理論で頻尿の原因を判断する際、その頻尿と最も関連する人体の機能として、「腎(じん)」というものを重視することが多いです。

 

人体には、尿を作り出し、水分の排泄に関わる臓器として「腎臓」があります。

しかし、漢方理論での「腎」という機能は、臓器としての「腎臓」の働きも含んではおりますが、その機能だけを指すものではありません。

 

「腎」の重要な働きを示す言葉として、『「腎」は「精(せい)」を貯蔵する』というものがあります。

この「精」というものは、人体の生長や発育、生殖などに関係する、今で言う「成長ホルモン」や「性ホルモン」のような働きを有しているとしています。

 

何らかの要因で「腎」が弱ると、その結果、「精」が関係する機能も衰えることになります。

言い換えると、「成長ホルモン」や「性ホルモン」が関係するような、筋肉や骨の強さ、性機能などが衰えることとなります。

そして筋肉や性機能に密接に関連している膀胱周りの機能、つまりは水分の排泄に関わる機能も低下すると考えます。

 

漢方治療では、この衰えてしまった「腎」を元気にすることにより、症状として現れている「頻尿」を改善するという治療方針になります。

 

「腎」が衰える原因には、いくつかの異なる要因があります。

加齢による「腎」の機能低下が最もよく見られますが、そこに複合した要因が関係する場合もよくあります。

 

実際の治療では、頻尿の原因のみを判断するだけではなく、頻尿以外の症状や、お客さまの体質も考慮して、最も適した漢方薬を選択することとなります。

 

安福直行
薬剤師
日本薬剤師研修センター認定漢方薬・生薬認定薬剤師
日本チェーンドラッグストア協会認定漢方アドバイザー
日本アンチ・ドーピング機構認定スポーツファーマシスト

 

 

【処方選択の一例】

「足腰の弱い方」「手足が冷える方」

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 八味地黄丸

 

「足腰の弱い方」「からだがほてる方」

知柏地黄丸

 

 

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文:店主 安福直行

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